今週は牡牝それぞれのクラシックトライアルが開催された。
まずチューリップ賞。
メンバー的にメイケイエールがまともに走れるかどうかが焦点に。
結果は失敗。
相変わらず掛かりっぱなし。
それでも勝ちきるあたり改めて能力の高さがわかった…
と言ってもそれはこれまでで証明済み。
ソダシ、サトノレイナス、ユーバーレーベンのトップどころにはこの競馬では勝てない。
現状ではサイレンススズカのようにぶっ放すか武豊のシャダイカグラばりの伝説騎乗が飛び出さない限り厳しい。
同着のエリザベスタワーも課題が残るが、まだこちらの方が収穫はあった。
とはいえこちらは根本的に能力で劣るのは明白。本番で勝ちきるには展開など外的要因が必要となる。
ならば四着タガノディアーナの方が1発ありそうな脚を見せたが、本番に出れない可能性がある。三着とはハナ差だけにそうなると残念。
続いて弥生賞ディープインパクト記念。
無敗の2歳王者ダノンザキッドが単勝1.4倍という人気どおり順当に行くかと思いきや…
レースは超スローペース。
それを味方につけた横山武とタイトルホルダーがまんまと逃げきり。
二着は二番手に位置取ったシュネルマイスター。
ダノンザキッド差して届かずの三着。
一、二着は権利を取りに行った競馬であり、三着は権利を持っていたことがそのまま表れた競馬。
なので本番に直結するかといえばあまりそうではないと言わざるを得ない。
タイトルホルダーはとにかく結果と光明を見出せたので万々歳では。
鞍上横山は共同通信杯勝ち馬と被ることになるが、乗れるなら迷わずエフフォーリアに乗るべき。
シュネルマイスターは2000まで目処はついたがマイルの方が合いそう。こちらもルメールが本番も乗るかどうかはわからない。
ダノンザキッドは初の敗北で株が暴落したが、力負けではないのでそう騒ぐ必要はない。
最後は伸びてるし、本番はまた違う。
なのに叩かれてるのは人気と期待の裏返しか。
欲を言えば差しきって欲しかったが、東スポ杯もホープフルSも直線でモタモタしていただけに末脚不発というわけでもなさそう。
気になるのは休み明けのトライアルにマイナス4キロで出てきたところ。
安田厩舎はクラシックは勝ってないだけに皐月賞では調整ミスのワグネリアンパターンがあるかもしれない。
それとも何か特別な理由でもあるのか。
他では四着ソーヴァリアント。
少しパラついた雨が味方したのか何なのか、最後しっかり伸びてきたあたり今後も要注目だが皐月賞は出てこれずか。
さて、もうトライアルがどうというのも少し違う時代になっているが牝馬はまだフィリーズレビューがあるしフラワーカップもある。
牡馬もスプリングSに毎日杯もある。
スプリングSにはみんな大好きランドオブリバティが登場予定。
デムーロは乗れないようだが再び三浦に戻るか、それともまた別の騎手になるのか。
Jリーグで一部の試合が中止になっているように競馬も開催が当たり前ではない。
関係者の無事を祈りつつ感謝して競馬を楽しまなければ。