コラム blog

ただ思ったことを書くだけです。

三冠の価値

コントレイルの矢作調教師がコラムでクラシック競走の価値について言及していた。

たしかにコントレイルが牡馬クラシック三冠を達成したのにも関わらず年度代表馬にならなかったのは事件ではある。


個人的にはJCで敗れているので仕方ないとは思うが、改めてクラシック競走や三冠の価値について議論するのは良いことだと思う。








それと同様にコントレイルとデアリングタクトを無敗三冠馬として同列に語るメディアも多いがこれも少し違うと思う。

デアリングタクトが素晴らしい馬なのは間違いないしそれをどうこう言うつもりはないが、牡馬の三冠と牝馬の三冠は別もの。
それぞれの難しさがあるし、個人的には牡馬の方が難しいとは思う。
一括りにしがちだが、それは違う。


だが仕方ないことかもしれないとも思う。

牝馬が強い時代で、JCでもコントレイルとデアリングタクトの着差はあまりなかった。

だからこそ今年コントレイルにかかる期待は大きい。





 








さて、その無敗の三冠馬コントレイル。

前述のようにちょっと支持率低下の様相ではある。




その要因のひとつとなっているアリストテレスが今週AJCCに出走する前にそこらへんをハッキリさせておきたい。










まずコントレイルの低評価の要因となっている事柄をまとめてみたい。




走破時計
世代レベルの低さ
菊花賞で条件馬に苦戦
JCでアーモンドアイに敗戦、デアリングタクトやカレンブーケドールに僅差





このあたりか。













つまらないことを言ってしまうと、これらのことについてすべてを確信もって答えられ言い当てられる人がいるならその人は馬券で巨万の富を築いているだろう。

競馬はそれくらい難しい。



ひとつめの走破時計を例にしても、それだけで馬の強さがハッキリわかるなら競馬予想なんて当たりすぎてつまらないだろう。

だからこれからコントレイルや周りの馬が走って答えを提示してくれないとわかりはしないのだ。




それだけではつまらないのであーだこーだと検証し議論していくのだろう。

ある意味それが醍醐味でもある。











さて、がっつり言い訳をした上で少し個人的な見解を



コントレイルや世代レベルがどうなのか。







まず世代レベル。

これもまだしばらく様子を見なければならないが、現段階での見解を。


世代レベルは全体的には高くはなさそう。
ただしこの世代の上位は相当強い馬がいるので、評価が難しいのかもしれない。

牝馬は上の二世代が牡馬に勝ちまくるくらい強いので相対的に低く見えてるように思う。実際先日マジックキャッスルが愛知杯を制したように全く通用していないわけではない。

エリザベス女王杯で四着だったウインマリリンがAJCCに出走するのでそこも注目したい。




牡馬もサリオスが毎日王冠オーソリティアルゼンチン共和国杯を勝っている。

その後2頭はG1では掲示板を外したが決して力負けではないだろう。







コントレイルの三冠を振り返ると


皐月賞はサリオスに1/2馬身
ダービーはサリオスに3馬身
菊花賞アリストテレスにアタマ差


というもの。



これにケチをつける人が多いようだが、それは違うような気がする。


まずタイムにどうこう言ってる人は東スポ杯を見ればいい。
ちなみにこの三冠レースどれも馬場は発表や見た目より明らかに悪かった。あまりタイムで計れるものとは思わない。






着差に関しても競馬はそれだけでは見れない。

ただし着差というのはタイムよりはあてになるような気がする。何よりスターホースには着差をつけて勝ってもらいたい願望が競馬ファンにはある。



そんなわけで話を戻して着差の話。





まず皐月賞はあまり着差がつきにくいレース。

ナリタブライアンで3馬身半
ディープインパクトで2馬身半

といったところ。

2頭のダービーを考えるとそれがわかるのでは。




それにしてもコントレイルは物足りないと言う人がいるだろう。





よく考えてほしい。



二着サリオスと三着のガロアクリークの着差は3馬身半。



これはサリオスも相当強いと考える方が自然ではないだろうか。

何よりコントレイルのパフォーマンスの凄さはリアルタイムでレースを見てれば明白だ。









ダービーも同様に二着サリオスは三着ヴェルトライゼンデに1馬身半の差をつけている。



このダービーはスローペースで着差はつきにくいレースだった中で、だ。




これ考えれば考えるほどコントレイルも強いしサリオスも強いとしか思えないのは贔屓目に見ているからだろうか。










菊花賞はさらに検証が難しいレース。



なぜならコントレイルはもう京都競馬場もこの距離も走ることはないだろうから。


だからこそアリストテレスがどうなのかが重要になる。



このレースも二着アリストテレスから三着サトノフラッグは3馬身半と離れた。

コントレイルがかかって消耗したのと距離はべつにして、アリストテレスも強いのだろうと思う。


ただこの馬がサリオスのように強いと断言できないのは、やはりこれまでのレースにある。

これまでのレースを見ると相手なりに走る馬という印象。

末脚がキレるというわけではなく良い脚を持続させるイメージ。
ここまでも取りこぼしがあった印象。



だから菊花賞ルメールがうまくやって相手なりに走ったと考えられなくもない。


だが三着サトノフラッグとの着差を考えてもそうだし、実力なくしてあのレースができるものなのか、とも思う。




やはりアリストテレスの本当の実力が気になるところだ。









今週のAJCCは楽しみではあるが、天気が悪く馬場が悪くなりそうな気配。

結局よくわかりませんでした、というオチもありそうだが…。


父がエピファネイアだけにむしろ走る可能性もあるので何とも言えないが。
















今年アリストテレスやサリオスがその実力を証明すればコントレイルの三冠の価値はさらに上がる。

まあ何よりコントレイル自身がその走りでそれを証明してくれるだろうが。






希望的観測もあるのかもしれないがコントレイルは相当強いと思う。


アーモンドアイに敗れたジャパンカップもいずれは本調子じゃなかった、で片付く話になってるだろう。